【大卒で土木はもったいない?】その誤解を解く「現場キャリア」の正解と、賢い会社の選び方

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大学まで出たのに、なぜ土木作業員なの?

もしかすると、あなたは親御さんや友人からそんな言葉をかけられたことがあるかもしれません。あるいは、自分自身の中で「せっかく大学を出たのに、現場仕事を選ぶのはキャリアの無駄遣いではないか」という迷いがあるのではないでしょうか。


建設業界に長く携わる私の立場から申し上げますと、その心配は無用です。むしろ、これからの時代、大卒で現場を知っている人材こそが、業界のリーダーとして重宝される「勝ち組」になり得ると断言できます。


この記事では、大卒で土木作業員からキャリアをスタートさせることの本当の価値と、将来を見据えた賢い会社の選び方について、業界の裏側も交えながらお話しします。


この記事では、以下の流れでその理由を詳しく解説していきます。


目次

1. 「大卒で土木作業員」は本当にもったいないのか?

2. 実は最強のキャリアパス?大卒が現場からスタートする3つのメリット

3. 「ブラック」を回避せよ!大卒が選ぶべき建設会社の条件

4. 給与・待遇はどう変わる?現場職から施工管理・幹部へのステップアップ事例

5. 群馬県桐生市で「大卒の強み」を活かすなら。塚本建設が選ばれる理由

6. 現場を知るリーダーへ。未経験からプロを目指すあなたを待っています




■ 「大卒で土木作業員」は本当にもったいないのか?

「土木作業員」と聞くと、どうしても「きつい・汚い・危険」という、いわゆる3Kのイメージが先行しがちです。また、肉体労働がメインであるため、「学歴は関係ない」「誰でもできる仕事」と誤解されることも少なくありません。そのため、大卒でこの道を選ぶことに対して「もったいない」という声が上がるのも無理はないでしょう。


しかし、実際の現場は少し違います。現代の土木工事は、高度な重機操作や精密な測量、そして複雑な工程管理が求められる技術職の世界です。特に公共工事などの大規模なプロジェクトでは、現場の作業員一人ひとりが図面を理解し、安全かつ効率的に動くことが求められます。


ここで重要なのが、「現場を知らないリーダー」と「現場を知り尽くしたリーダー」の違いです。

多くの建設会社では、大卒の新入社員がいきなり施工管理(現場監督)の見習いとして配属されるケースがあります。しかし、現場の作業内容や職人さんの気持ちを理解しないまま管理側に回ると、現場とのコミュニケーションがうまくいかず、早期離職につながってしまうことが多々あります。


一方で、あえて「土木作業員」として現場の最前線を経験した人は違います。土の重さ、天候による段取りの変化、職人さんたちの阿吽の呼吸。これらを肌で感じてきた経験は、将来あなたが施工管理や会社の幹部になったとき、何にも代えがたい武器になります。


つまり、大卒で土木作業員になることは「キャリアの停滞」ではなく、将来大きく飛躍するための「助走期間」なのです。決して「もったいない」選択ではありません。




■実は最強のキャリアパス?大卒が現場からスタートする3つのメリット

大卒で土木作業員としてキャリアをスタートさせることには、高卒や中途採用とはまた違った、大卒ならではの明確なメリットがあります。ここでは、業界のプロの視点から3つの大きな利点をご紹介します。



・1. 国家資格の取得スピードが圧倒的に早い


建設業界でキャリアアップするために欠かせないのが、「土木施工管理技士」などの国家資格です。実はこの資格、受験するために必要な「実務経験年数」が最終学歴によって大きく異なります。


指定学科を卒業している場合、高卒では数年の実務経験が必要な資格でも、大卒であればより短い期間で受験資格を得られるケースが多くあります。指定学科以外の大卒であっても、現場での実務経験を積みながら勉強する習慣が身についていることが多いため、学科試験への適応力が高い傾向にあります。


現場作業員として働きながら最短ルートで資格を取り、若くして現場監督や責任あるポジションに就く。これは大卒だからこそ狙える「スピード出世」の王道パターンです。



・2. 現場からの信頼が厚い「最強の監督」になれる


将来的に施工管理や経営幹部を目指す場合、現場作業員の経験は最大の武器になります。

現場の職人さんたちは、口先だけの指示を嫌います。「自分はやったこともないくせに」と思われてしまえば、現場は動きません。


しかし、あなたが「元・作業員」として汗を流した経験があれば話は別です。「あの作業の大変さはよくわかるから、休憩を早めに入れよう」「この工程は時間がかかるから、人を増やそう」といった、現場に寄り添った的確な判断ができるようになります。


「現場の痛みがわかる監督」は、職人さんから絶大な信頼を得られます。この信頼関係こそが、良い工事を生み、会社からの評価を高める一番の近道です。



・3. AIに奪われない「現場力」と「管理能力」のハイブリッド人材へ


これからの時代、単純な事務作業やデータ処理はAIに代替されていくと言われています。しかし、建設現場の状況は刻一刻と変化し、天候や地盤の状態に合わせた臨機応変な対応が必要です。これはAIには真似できない領域です。


大卒としての「論理的思考力」や「PCスキル」に加え、現場で培った「対応力」や「技術」を併せ持つ人材は、業界全体で喉から手が出るほど求められています。現場作業員としてスタートすることは、この希少なハイブリッド人材になるための第一歩なのです。




■「プロの視点」ブラックを回避せよ!大卒が選ぶべき建設会社の条件

いくら現場経験が大切だと言っても、ただ闇雲に会社を選んでいいわけではありません。残念ながら、作業員を単なる「労働力」としてしか見ない会社も存在します。大卒のあなたがその能力を無駄にせず、確実にキャリアアップしていくためには、会社選びに明確な基準を持つ必要があります。



・明確な「キャリアパス」が用意されているか


面接や企業研究の段階で必ず確認してほしいのが、「作業員のその先」があるかどうかです。

「うちはずっと現場作業だけだよ」という会社ではなく、「まずは現場を知ってもらうけれど、将来的には資格を取って施工管理や幹部を目指してほしい」というビジョンを持っている会社を選びましょう。


ホームページの社員紹介や求人情報を見て、現場作業員からスタートして管理職になった先輩がいるかどうかをチェックするのも有効です。ロールモデルがいる会社なら、あなたの将来像も描きやすくなります。



・資格取得支援制度の内容が具体的か


「資格取得支援あり」と書いてあっても、その中身は会社によって千差万別です。

受験費用を負担してくれるだけなのか、それとも講習会の費用や交通費まで出してくれるのか。さらに言えば、試験勉強のための時間を勤務時間内に確保してくれるのか、といった点も重要です。


大卒の強みである「学ぶ力」を活かすためにも、会社が社員のスキルアップにどれだけ投資してくれるかは、ブラック企業を見分ける重要なリトマス試験紙になります。



・社員の定着率と職場の雰囲気


建設業はチームプレーです。人間関係がギスギスしている現場では、良い仕事はできませんし、何より精神的に続きません。

「アットホーム」という言葉は使い古されていますが、実際に社員同士の仲が良いか、長く働いている人が多いかは非常に重要な指標です。


定着率が高い会社は、給与や休日などの待遇面だけでなく、社員を大切にする風土がある証拠です。特に、未経験から入社した若手が辞めずに育っている会社は、教育体制が整っている可能性が高いと言えます。




■給与・待遇はどう変わる?現場職から施工管理・幹部へのステップアップ事例

「現場作業員からスタートして、本当に給料は上がるの?」

そんな不安を持つ方のために、建設業界における一般的なキャリアステップと、それに伴う待遇の変化についてお話しします。あくまで一例ですが、大卒で入社し、着実に経験を積んでいった場合のモデルケースを見てみましょう。



・入社1年目〜3年目:現場作業員(見習い期間)


まずは現場の「いろは」を覚える期間です。先輩の指示に従って作業を行い、重機の種類や資材の名前、工事の流れを体で覚えます。

この期間の年収は、一般的な大卒初任給と同程度か、残業代や手当を含めるとそれ以上になることも珍しくありません。肉体的には一番きつい時期かもしれませんが、ここで「現場のリアル」を知ることが、後のキャリアの土台となります。


この時期に、玉掛けや小型移動式クレーンなどの技能講習を会社負担で受けさせてもらえる環境であれば、順調なスタートと言えるでしょう。



・入社4年目〜7年目:職長・現場リーダー


現場経験を積み、後輩への指導や、小さな現場の指揮を任されるようになります。

この頃には、2級土木施工管理技士などの国家資格を取得していることが望ましいです。資格手当がつき、基本給もベースアップするため、年収は着実に上がります。


現場作業員としてのスキルに加え、図面を読み解く力や、工程を管理する力が求められ始めます。大卒の強みである「理解力」や「段取り力」が発揮され、周囲との差がつき始めるのもこの時期です。



・入社8年目以降:施工管理・幹部候補


1級土木施工管理技士を取得し、大規模な工事の現場監督として活躍するステージです。

現場作業は職人さんに任せ、自分は品質管理、原価管理、安全管理などのマネジメント業務に専念します。ここまで来ると、年収は大幅にアップし、500万円〜700万円、あるいはそれ以上を目指せるようになります。


現場作業員出身の監督は、現場の気持ちがわかるためトラブルが少なく、会社からの評価も非常に高くなります。将来的には工事部の部長や、会社の経営幹部として活躍する道も開かれています。




■群馬県桐生市で「大卒の強み」を活かすなら。塚本建設が選ばれる理由

ここまで、大卒で土木作業員からスタートする価値についてお伝えしてきました。

もしあなたが、群馬県桐生市や伊勢崎市周辺で「現場からキャリアを築きたい」「将来は施工管理や幹部を目指したい」と考えているなら、ぜひ私たち塚本建設株式会社を知ってください。


私たちは、創業以来「人」を大切にすることを第一に考え、未経験からでもプロフェッショナルを目指せる環境を整えています。なぜ、大卒のあなたに塚本建設が最適なのか、その理由をご紹介します。



・1. 資格取得は「全額会社負担」。明確なキャリアパスがあります


塚本建設では、社員のスキルアップを全力で応援しています。

業務に必要な資格の取得費用は、会社が全額負担します。それだけでなく、講習会への参加や試験勉強のためのバックアップも惜しみません。


実際に、未経験で入社し、働きながら資格を取得して現場の第一線で活躍している先輩が多数在籍しています。「現場作業員で終わりたくない」「手に職をつけてステップアップしたい」というあなたの意欲に、私たちは全力で応えます。



・2. 「残業少なめ」でプライベートも充実。長く働けるホワイトな環境


「建設業=長時間労働」というイメージをお持ちかもしれませんが、塚本建設は違います。

現場作業員はもちろん、施工管理職であっても「残業なし」を目指して業務効率化に取り組んでいます。


日曜・祝日の休みはもちろん、GW、夏季、年末年始の長期休暇もしっかり確保。有給休暇も取得しやすい雰囲気があり、プライベートの時間も大切にできます。

この働きやすさが、90%以上という高い定着率につながっています。



・3. 年収700万円も可能。頑張りが正当に評価される給与体系


「現場仕事は稼げない」というのは過去の話です。

塚本建設では、経験や能力、保有資格を正当に評価し、給与に反映させています。


土木作業員・重機オペレーターの年収例は300万円〜700万円。

月給換算で25万円スタートも可能で、あなたの頑張り次第で高収入を目指せます。賞与や昇給制度もしっかり整っており、将来設計を描きやすい環境です。


「大卒だからこそ、現場を知る強いリーダーになりたい」。

そんな志を持つあなたにとって、塚本建設は最高の修行の場であり、長く活躍できる舞台となるはずです。


まずは、私たちの詳しい求人情報や、実際に働く社員の声をご覧ください。

▼ 塚本建設の求人情報・募集要項はこちら




■現場を知るリーダーへ。未経験からプロを目指すあなたを待っています


最後までお読みいただき、ありがとうございます。


「大卒で土木作業員」という選択は、決して遠回りではありません。

現場の土に触れ、職人さんと汗を流し、工事が完成したときの感動を分かち合う。その経験の一つひとつが、将来あなたが建設業界のリーダーとして活躍するための、揺るぎない土台となります。


机上の空論ではなく、現場のリアルを知っている人間こそが、これからの建設業界を変えていけると私たちは信じています。


「自分にもできるだろうか?」

「実際の現場の雰囲気を見てみたい」


少しでもそう思われたなら、ぜひ一度お問い合わせください。

面接という堅苦しい場ではなく、まずは会社見学やカジュアルな面談からでも構いません。あなたの不安や疑問に、私たちが包み隠さずお答えします。


群馬県桐生市で、あなたと一緒に働ける日を楽しみにしています。

現場を知る「本物のプロフェッショナル」への第一歩を、塚本建設で踏み出してみませんか?

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